■経営システム工学研究室で何を学ぶか
経営システム工学の機能は能率的な作業を生み出すために、人、物、情報、を適切にまとめることである。経営システム工学を学んだ人の仕事は新しく設計するシステムに対する指針を与えること、あるいはすでに設計されたり評価されているシステムを改善することに関わってくる。例えば、
個々の人間の仕事に対しては、より効率的に、より疲れにくく、より簡単にする。
物流の仕事に対しては、行き先別の仕分けをし易くするため、積荷の大きさや形を変えたり、作業場やサービスエリアのレイアウトを作り直して移動距離を短くしたり、運びやすくする。
製造の仕事に対しては、より良い生産方式を使えるようにし、工程間のまとまりや流れを良くするために改善を行う。
設計の仕事に対しては、より効率的な生産を実現するための設計変更を提案する。
システム分析の仕事に対しては、ものと情報の流れの分析を行い 、より効率的で簡素化したシステムを提案する。
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等々のことを行う。
この基礎になっているのは、組織体(人間を含む目的的なシステム)で用いられる資源(人,物,設備,資金等)の有効利用を図ることであり、経営システム工学ではそのための考え方とその考え方を実際の問題に応用する方法を学ぶことになる。
■研究テーマ
経営システム工学研究室では以下のテーマを中心に研究を行っている。
@人,物,設備の有効利用を図ること
A資金の有効利用を図ること
担当の授業科目は
@に関して、インダストリアルエンジニアリング
Aに関して、経済性工学第一、経済性工学第二
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また、大学院では 経済性工学特論、生産管理特論を担当する。
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